妹的ななにか

sumikko2005-01-18

ある日を境に私の体質は変わった。とても泣き虫になった。深夜の携帯の震えに敏感になった。生理不順が治った。体質まで、その人が変えた。それまでは、涙腺をゆるめてもらいたいと思うほど泣かなかったのに、想い出すだけで涙を流すようになった。
それでも、私はその人がどんなに不幸なことを告白しても微笑んでいるんだろうと思う。一緒にいられる幸せに。喜びに。その人は、互いの問題を明確に分けた。頭で私はそれを理解する。私は自分の問題を心では持ち込まない。持ち込めない。それでも持ち込むことが絆であることも知っている。結局私はよく泣くけど、それは非常に利己的な涙で、単純に失恋だと片づけてしまえる。幼い涙。いつか私はその人の不幸に心底同情して、同調して、泣くことがあるかしら。そこまで自分の人生に組み込むことができるかしら。ソレハワタシノイタミジャナイ。そのとき私は微笑んでいるのではないかしら。その不幸を共有できた喜びに浸って。


ここのところ、すっごいシュールな夢を見る。恋人の妹と体面する夢。私は恋人の妹と、ショッピングに出かけたりお茶を飲まなくちゃいけない。こわいよー。こわいよー。現実に次女で末っ子、父方母方合せて14人の従兄弟の中で一番年下だった私は、自分より年下に触れあう機会も、早くに祖父母を亡くしたためおじいちゃんおばあちゃんに甘える機会というものもほぼなかった。故に許容できるジェネレーションが非常に狭い。別に意図したわけではないが、親友もかつての恋人もほぼ長男長女。たぶん相性がいいのだろう。末っ子らしさと長男長女らしさの凸凹が。だから恋人の妹って驚異。私と目指す立ち位置がかぶるし、でも立場的に当然私が姉でなくてはならない。苦痛だ。しかもそんなんでもし妹がブラザーコンプレックスだったらどうしようー!絶対いじめられるー。妹らしい無邪気なずる賢さも甘えも妹同士ならびしびし伝わってくる。同じ匂いのする女とは、同じ場にいない方が無難。去れ!この場合、去るのはどっちよ。私ね。
だから結果的に恋人は次男の方がラクなのか。恋人の姉か兄と仲良くする方が得意だもの。でもまて。それじゃ本末転倒だ。ううむ。