キスにおける特技

恋人とのキスの回数を数えている友達がいて、昨日の深夜の下北沢のドラマの前のキスで1200回目だとか。その数が多いんだか少ないんだかよくわからないけど、私としてはそのカウント方法をしりたい。カウントできるようなキスしかしてないんかい、と問いたいがまあ難しいことは抜きでいい。それよりも1200回もカウントし続けた精神がまぶしい。だいたい20回くらいまででやめちゃいますよね。
キス話を続けさせていただく。別の友人で利きタバコができる人がいる。キスで相手の吸ってるタバコの銘柄がわかるんだって。それはすごい。利きタバコができて何か役立つことってあるかしら。氷山にぶつかって大破した飛行機でてっきり死んだと思っていた身分違いの恋人が、ある日かつてとは全く違う風貌で現れてふたたび恋に落ちるけどやっぱ身分違いだしぃとか迷いながらも惹かれ合っていたある夜、人目を忍んで出かけた町の酒場の帰り道ガス灯の下でキスをしてああもしやあなたは、みたいな?いや別に役立ってはないね、単に面白いだけで。ともあれ私はどういう因縁かスモーカー以外とキスをしたことがないので、たいていキスはタバコ味。だけど私はタバコも吸えない情けない女で(がんばって吸ってもむせるんだよ)、苦い苦い!くらいしか思わない。せっかくならなにか判別できた方がよい。そういう特技が欲しい。