Welcome Christmas!

私、道路にあるこのぽっちん、「アスファルトのおへそ」とずっと呼んできたのですが、本当は何なのでしょう。ご存じの方いらっしゃったら教えてください。

中目黒の女王が指定した時間はシンデレラの魔法も解ける午前0時。それまでどうやって時間をつぶしたらいいの！なんて不満はありえない。夕ごはんを食べそのままカラオケでスパーク。時計を見ると、おっといつのまにか時間だわ。おそらくエンドレスで盛り上がるカラオケボックスを後にし、指定のバーに10分遅れで駆け込む。乱れた髪、蒸気する頬、煙草の匂いの染みついた服。そんな私を見て「いやらしー、いやらしー」と連呼する女王。全国の女子。デートの前はこれですよ。何となく落ち着かない彼氏に向かって「あはは、カラオケに行ってきたのよ」。

ロマンポルノが観たい。昔から観たいなあと思いつつ、なかなか観る機会を得ず26歳になってしまった。先日シネケンの友達からきいた「ぬるぬる燗燗」というのが観たくてたまらないんだけど、どこでレンタルできるのかわからない。そもそもロマンポルノがどのコーナーにあるのかすら分からない。邦画？アダルトコーナー？そういえばアダルトビデオは今までに何本か（といっても断片的にですけどね）観たことあるのだけど、あれは私の琴線には触れなかった。男の人がきれいじゃないと楽しくないよ。あと私はべらべら喋る男がいやなんで（愛の言葉なら囁いて欲しいけど）、言葉責めとかうざい。ちょっと黙ってくれない？と思う。まあこれは個人的な好みであり、私の友人の恋人は始終駄洒落を言い、さらにそれについての突っ込みも要求されるそうなのですが、彼女はそれが新鮮で刺激的で楽しいそうなので、偶然私の観たアダルトビデオが喋り系で萌えなかったとはいえそれでアダルト全般をつまらないと見なすのは間違いだとは思う。けどだからといって好みのアダルトビデオを追求するほどの執着は芽生えなかったので、これはこれでそっとしておくことにする。
で、話がずれたのだけどロマンポルノ。これは楽しそう。今度劇場でやったら絶対みにいくぞーと思っていたら、27日から渋谷シネ・ラ・セットで「ラブコレクション」と称して6名の監督の作品をやるらしい。入れ替えで。なんてタイムリー。これはロマンポルノではないから当初の目的とはずれてしまうのだが、まあいい。なんかそういうのが観たい気分だったのだから。前売りを買えば1300円で、半券を持って行けば次回も1300円で観られるって。私が一番楽しみにしているのは「月とチェリー」。タイトルからしてぐっとくるね。

今日は汐留にある日テレタワーに行った。楽しいねー。「ハウルの動く城」の巨大ジオラマがあってみんな写真を撮っている。私はまだハウルを観てなくて、黒い大きな虫みたいなやつがいいやつなのか悪いやつなのかわからなかったので、不用意な写真撮影はやめておいた。ハウルの城の中も体験できたらしいけど60分待ちとか言ってたので当然無視させていただく。今日はとっても暖かくて春だったし、外を歩くだけで気持ちよくて銀座までぶらぶら散歩をした。なんだかまったりだ。ああ、まったり。まったりは苦手なんだけどもしかしたら食わず嫌いだったのかもしれないと思った。というか、信号待ちのときに後ろにいたおじさんが電動シェーバーでひげを剃っていて、このシチュエーションでこれに相当する女の子の行為ってなんなのだろうとずっと考えていた。電熱のビューラーで睫毛をひっくり返すとか？破れたストッキングを履き替えるとか？唾液による排卵日チェッカーを覗くこととか？そして私は誰かと一緒にいてもほとんど相手の話を聴いていないことに気が付く。恋している相手と喋っていると、その声のトーンや抑揚、リズムが心地よくて浸ってしまう。話は全身全霊で聴いているのだけど、内容は聴いていない。でもそれはとても失礼だから必死に内容を聴こうと努力する。つまり私の恋の喜びをひとつ犠牲にして恋愛を続ける努力をする。これは非常につらい。二人の関係が良好な故に、恋の陶酔に浸れない悲劇。もしくは喋っていて普通に楽しいのでしばらくは快調に会話をするけれどだんだん集中力が途切れて、空想に耽ってしまう場合。いずれにせよ、自己中心的なこと限りない。
そういえば、何かのアンケートでみたんですが、20代の女性に訊いたクリスマスに欲しいモノの1位が指輪、2位が彼氏、3位がお金でした。なんだか1位、3位と2位って趣が違う気がするんですけど、まあ純粋に回答のランキングをとったってことよね。また別の雑誌では男の子が、クリスマスシーズンには彼女は欲しくない、お金がかかるから、と言っていた。生まれて初めて、クリスマスを疎ましく思う26歳。日本一の真珠店の前に現れる、それは清楚に上品に輝くクリスマスツリーを眺めながら、何も、なんにもいらないわ、と思う。