はるか昔に作ったべこ餅が冷凍庫から出てきた

sumikko2004-07-14

昨夜は無性に生で音楽が聴きたくなったので、セルリアンタワーのJZbratに行った。昨夜の出演者は「Tokyo Y's Club」というカルテットで、夏の夜をクールダウンとかいう案内だったような気がしたのでボサノバとかやるのかなーと思ってたら、タンゴづくしだった(あ、でもセカンドステージから行ったのでファーストステージは違ったのかも)。良いですね、夏の夜のタンゴ。哀愁を感じる。ゲストに原 朋直というトランペッターが来ていて、弦楽四重奏とトランペットってこんなに相性いいんだあと思った。モスコーミュールを飲んだらとっても甘かった。その後カシスビアーを飲んだらやっぱり甘かった。
帰宅しシャワーを浴びて、ワールドダウンタウンを観て寝ようと思ったのだけど、なんとなく寝付けず(このところ活動期に入り、あまり睡眠が必要ないのです、一日3時間くらい)、なにか創作活動がしたくなった。なんだろう。なんだ。そうだ、お菓子を作ろう。私は菓子職人を考えたこともあるくらいお菓子作りが好きで高校生の頃はわざわざ故郷からはるばる夜行を乗り継いでカッパ橋にまでカヌレの型を買いにきたものだが、東京で一人暮らしをはじめてからはオーブンすらない。というか先日お湯を沸かそうと思ってコンロの元栓が閉まっていることに気が付いた。6月末の長崎旅行のときからコンロを使っていなかったのです、というくらいお菓子作りどころか炊事すらしなくなったよこのところ。とっても夢があってしかもうちの設備でできるものと考えて、そうだ、マシュマロだと思った。近所の24時間オープンのスーパーに卵とコーンスターチとゼラチンを買いに行く。慎重に卵白と黄身を分けて、深夜だから電動ミキサーは遠慮し、手動の泡立て器でひたすらしゃかしゃか泡立てた。異常に時間がかかった。途中でリズムに合わせて「イパネマの娘」を口ずさんだり、「Hey!YO!」とか言ってみたりした。40分くらいかけてようやくメレンゲがボールいっぱいにできた。コーンスターチをバットに入れて卵でまあるく穴を作って、メレンゲは4つにわけて、ブルーキュラソーとミドリ(メロンリキュール)とチェリーブランデーとプレーンの4色の生地を作って穴に流し込んで冷蔵庫に入れる。しばらくしてパステルカラーのマシュマロが山盛りにできた。ふあふあで柔らかくてとってもキュート。透明なグラスに盛ってちょっと眺めてみた。眺めながらミントペリエを飲んだ。串にさして焼けばキャンプ気分だ。ココアに入れればアメリカン。しかし生憎私はマシュマロ嫌い。どうしようかな、この大量のマシュマロ。この陽気だし、安定剤が入ってないのでラッピングして持ち歩いてる間に溶けちゃうだろうな。というわけで、冷凍庫へ幽閉。今度、また私に創作意欲が湧いたときに新たなお客様がその場を必要とするときまで、しばらくはここにいていただきましょう。