螺旋階段

ランコムのジューシールージュ365番(限定商品)は、たぶん私のために作られたんだと思う。今までの人生で一番気に入った。どうして限定なのだろう?すでに3分の1消耗してしまったリップを見るにつけ涙が溢れる。それでも口紅はどんなに気に入ってもリピート買いはしないことにしている。刻一刻と変わるコスメの流行。気に入った色に固執していると一気に時代遅れになる。リップ選びはバトル。常に新しいものを。恋については未練がましい私だが、口紅くらいは颯爽といきたい。
昨日小一時間寒空の下で立っており、その後たいしてごはんを食べずにカンパリテキーラサンライズスプリングバンクボウモアボウモアボウモア→・・・・と螺旋階段を昇っていったら、今朝ひどく足がだるいです。顔もちょっとむくんでます。小一時間立っていただけでこんなにむくむのですから、立ち仕事の方って大変だなあと思う。アルコールを交えながら親切な友人が私の恋の欠点を指摘してくれる。どうやら私が恋に刺激を求めるところがよくないということに落ち着いた。刺激は当然必要なんだけど、それが度を超しているところ。例えば写真撮るよと言えばオッケーと洋服を脱いじゃったり、卵の保存方法で口論になればいっそなければいいじゃんと壁にぶつけてにっこり微笑んで抱きしめてくれるようなところに異常に魅力を感じるところ。だって、そうなの。楽しい方がいい。クレイジーならクレイジーなほどいい。
若松孝二の「天使の恍惚」を観た。うーん。重いわ。まだ一作品しか観ていないからなんとも言えないんだけど、とりあえず下北沢のTSUTAYAにあるやつ全部観たらなにか分かってくるのじゃないかと思う。私の尊敬する友人が大絶賛する吉田喜重の「告白的女優論」が観たいんだけど、どこもレンタルしてない。BSに加入しようかと本気で思った。あ。その前にテレビ治さなきゃなー。たまに映らない私のテレビ。一週間くらいほっとくと淋しくなってかまって欲しくて写す気になるみたいです。ういやつ。そして笙野頼子の「タイムスリップ・コンビナート」はすごく読みづらい。恋人としてのマグロ。なんか微妙に琴線にふれない。他の作品はもっとおもしろいのに。芥川賞ってあえてつまらない作品に与えてるのかしらと思う。