あのゲームで嫌いになったもの。

sumikko2004-11-11

こんばんは。女の子なら誰しも経験があると思うのですが、新しい下着を身につけると、今まで身につけていた下着のだるだるさ加減に思わず笑っちゃいますよね。マイボディーに馴染んだやさしいやさしいランジェリーたち。もはや下着の役目を果たしていない。今朝は勝負下着を身につけ出勤です。全体的に古くなった下着たちを買い換えるお金がないとか、以前気合いを入れて購入した勝負下着の出番がとんとなさそうで流行遅れになっちゃいそうだからではなく、毎日が戦だから!

最近味覚の変化を感じる 26歳。東京タワーを眺めながらベッドに寝ころんでビールとピッツァみたいな時代は遙か昔。最近はときどき、肉!肉が食いたい!!と心の底から思うことがある。一人牛角デビューの日も近いかもしれない(だれか、だれか私を止めて!)。なんでしょう。この高校球児みたいな欲求は。 20代も後半に突入し、狩猟本能が芽生えた? 迫り来るタイムリミットへの危機感は私の血液型が宣言する元来農耕民族だという運命をも超えるのか。
味覚について考えていてふと思い出したのですが、そういえばはるか昔、ナインハーフごっこをしたことがある(ああなんてピュアな19歳だったの)。つまり目隠ししてお互いにものを食べさせあうのだけど(手首は自由よ)、あれは私の人生においてかなり上位にランキングされるスリリングで官能的な遊びだった(ちなみにナインハーフごっこって後に私が勝手に名付けただけ。どうでもいいけど)。視覚と記憶がいかに味覚に影響を及ぼすかを知った。例えば、イカのにぎりってすごくぎょっとするの。ごはんは柔らかいのに、イカがかみ切れない。あんまし味がない。変な食べ物。その後にハムとキュウリとチーズのサンドウィッチを食べるともう何が入っているんだかわからない。レーズンって非常に奇妙な食感だと知る。開封してからしばらく水道水につけていた木綿豆腐はカルキと保存容器の味。舌に残るざらざらが気持ち悪い。一番驚いたのは、パイナップル。甘く、酸っぱく、そして痛い。固いけど、噛むと果汁がほとばしって口に広がり後に繊維質がだけが残る。すごい食べ物。衝撃的。パイナップルが好きになったのはあの体験以来。スパゲッティーミートソースは匂いが濃いから、食べ物としてはすぐに認識できるのだけど、食べにくいね単純に。目隠しで他人に食べさせられるものじゃない。匂いがないというのも味を不明にするけれど、その食べ物の匂いのことは思い出すことができる。でもなんの予告もなくしかも視覚も奪われてしまうと、思い出すきっかけすらない。記憶のクッションがなければ、食べ物は単体で体にくる。おそろしい衝撃。
食べること。食べること。考えてみると、私の記憶のほぼすべては食べることに繋がっている。おおげさかな。いやほぼそうだと思う。美味しかったという記憶の中で登場する人は誰もすごく好き。嫌いな人とは何を食べても美味しくない。というか嫌いな人と食事をしないし。楽しい食事中はケンカも一時停戦だしね。その後のバーで水割りをぶっかけることはあっても。
今聴いている音楽。

Steamin' With the Miles Davis Quintet

Steamin' With the Miles Davis Quintet

マイルス・デイヴィスを聴くほど、大人の女になったってこと。カンパリ・オレンジを飲みながら。