どうせ嘘ならば

sumikko2004-09-08

今日は何を思ったんだか朝10時に歯医者の予約を入れていた。うちから歯医者までは山手線を横断しなくちゃいけないんで、45分くらいかかる。なんで朝8時に体に鞭うって起床し(ああだらけきった生活)歯医者に行く。終わると11時。村上春樹アフターダークが読みたい。一刻も早く読みたい。ということで銀座のスタバに行く。ここはスタバとしては異例の広さでソファも多く(たぶんスタバの財政を圧迫している)結構好き。お昼前のショーケースには驚くほど食料が豊富で、これはスタバじゃないみたい。いつものトールカプチーノ。午前11時のスタバにいる人は、みんななにかしている。電話とか打ち合わせとか読書とかメモとか。用もなくスタバに来る人はいないみたい。私も本を広げる。ゆっくりゆっくり読み終えて午後1時前。本を読み終えた後のもやもや感を晴らしたいと思う。どうせよく考えても分からないんだから、バカにされること覚悟で(というかそれしか私には選択肢はない)友達にメールをする。やっぱり厳しい返答をいただく。その後ひたすら歩く。今日は昨日買ったばかりのスニーカーを履いている。ものすごくラク。ミュール、サンダル、パンプス、ブーツ。いつもわたしの履いている靴のいかに厳しいことか。ちょっと歩いた日の夜は土踏まずにタコができている。無理して裸足だから踵ががさがさになる。スニーカーならどれだけ歩いても苦にならない。これなら早足の恋人のスピードに歩調を合わせたり、2時間遅刻してくる恋人を待つ間時間つぶしに散歩していても、会ったときに疲弊していなくてすみそう。いやでもまて。ちょっとくらい靴に不自由が合った方がパワーが半減できていいのかもしれない。そんなに元気でどうする私。本日は夜ねずみの国に行く約束をしていた。だからこのまま銀座にいた方がいい。その後ブティックや電器屋HMVなどをぶらぶらした後本屋に行き、庄司薫を手に入れてまた、さきほどのスタバに戻る。朝からカフェイン過多なので、パッションティーを飲む。日が傾くまで本を読む。店内が薄暗くなるとさすがに疲れる。午後5時半のスタバには、何もしていない人が多い。外を眺める人、目を閉じている人、宙を見つめる人。わたしもなにもしてない人になってみる。目を閉じると意識が遠のいて、一種の賭にでて相手を試そうとする自分の夢を見る。そういう駆け引きを、現実では私はあまりしない、いや全くしない。ある意味魅力的だとも思うけど、私の生き方にそぐわない。相手に託すよりも先に自分で答えがでている。何を今更駆け引きするの。でも必要なときはある。指示がほしいときはある。いつも、ぎりぎりのときに救いがある。遊ばれているのか、それともタイミングがいいのか。いずれにしても、続く理由にはなる。私は夢で、残りすべての人生をかけてたった一回の同情を得る。のぞみ通り、私は得る。だって残りすべての人生を無にしたんだもの。一体何の意味があるの。目を開けるとばかみたいだけど結構涙が出ていて、ああ、マスカラできっと目の回りが真っ黒。トイレで携帯クレンジングを開封しパンダみたいな目の回りを拭う。顔を洗う。すっぴんに戻る。マウスウォッシュで口をゆすぐ。このところ口の中の不快がとても気になる。何か食べるとすぐにマウスウォッシュでゆすいで歯を磨く。右耳のピアスホールが炎症を起こしていて、左耳にしかピアスをしていない。バランスをとるように右腕と右指にたくさんのアクセサリーをつけている。それらがひどく重くてすべてはずしてバッグにしまう。非常にシンプルになる。このままの格好でネズミの国に行こうかと思う。非常にラクな靴を履いて、ノーメイクでアクセサリーもつけず、嘘の国へ。