またひとつこの町が好きになりました。

sumikko2004-08-15


こんばんは。腰痛はだいぶ良くなりました。でも相変わらず体がだるくてぐだぐだ寝てばかりいます。盛夏の午後、雑然とした部屋で軽い頭痛を抱えながら志賀直哉を読んでいるのはなかなか良いと思う。午後も王様のブランチを見ながらごろごろしていたのだけど久しく会っていない友達から電話があり、どうしても会って相談したいことがあるとのこと(なんだか先週私も似たようなセリフを誰かに言ったな)。しかし遠出をする気力がなかったので、自宅の最寄りの駅までご足労願う。最寄りの駅はスーパー、コンビニ、八百屋、魚屋、豆腐屋、パン屋、クリーニング屋などが各ひとつづつあるようなとても好ましい感じにまとまった小さな駅なのですが、はじめて駅前のノスタルジックな喫茶店に入った。店内は意外と広く、しかも結構繁盛していて地元のおきゃくさんが入れ替わり立ち替わり来る。なんだか避暑地に出かけて帰りの駅で電車の時間まで駅前の喫茶店に入ったみたいな感じでとても良かった。朝からなにも食べていなかった私が頼んだのはホットサンドとヨーグルトとカフェオレがセットになったレディースセット650円。ヨーグルトには今時滅多に見ないカラースプレーがかかっていた。久しぶりに積もる話で盛り上がり、私も気分転換ができて良かった。気が付いたら2時間ちょっとたっていて、花火に行かないかと言われたけどとてもそんな気分でもなく、お断りした。帰りに商店街で古本屋を冷やかし、薬屋でかゆみ止めを買って(昨日は蚊のせいで夜よく眠れなかったの!)夕食の材料を買う。今夜のメニューはマッシュルームをたっぷりつかったボールいっぱいのサラダ。マッシュルーム好き。フランスでよく食べたのだけどあっちのはもっと大きくて甘みがあったような気がする。もちろん日本のも好き。いつもなら白ワインを飲むだろう。フランスパンにタプナードとか塗って食べると思う。でもとてもそんな気にならない。というかこの一週間アルコールを一滴も摂取していない。わー。何年ぶり?そして夕食後はこの不調を癒すには湯治しかないと思い、湯治の場所を探し始める。偶然本棚にあった「東京カレンダー」のバックナンバーに「雪見温泉純白の癒し」という特集があり、これだ、と思った。雪景色を眺めながら露天風呂。静かに降り積もる雪音に耳を澄ませながら囲炉裏にあたり、夜は体の芯から温まる鍋と日本酒。いろいろと調べた結果、最終的に候補は3つ。さてどこに行こうかなと思ったが、雪の季節までこの不調が続いているのはちょっとイヤだ、かなりイヤだ、と思いながらまたうたた寝をする。目覚めると11時すぎ。喉が渇いたのでスーパーまでなにか飲み物を買いに行くことにする。外に出ると公園の方が霞んでいた。晩秋や春の夜や早朝、靄がかかることはよくある。公園からあふれ出した靄が道路の方に流れてあたりをぼやけさせる。明日から雨になって気温がぐっと下がるだろうと先ほどニュースで言っていたけど、まさかこんな季節に?もうちょっと近寄ってみて、その匂いと音で正体が分かった。若い男女が数人で花火をしていた。花火の光というのは、妙に白々としていて驚く。温度がなさそうだと思う。急になぜかキューピットが飲みたくなった。もう10年以上飲んでいない。キューピットって知ってる?カルピスとコーラを割った飲み物。子供の頃、よくいくスーパーのフードコートにありよく飲んでいた。フードコートの改装に伴いキューピットという名称もカルピスコーラという名に変わり、がっかりした記憶がある。スーパーでカルピスを探したら、そうか、今はパック入りになっているのね。500ミリの。コーラを買って、帰宅し、割ってみる。うわあ甘い!こんなに甘かったけ。甘かったんだろうな。なんてったってカルピスとコーラだもんね。糖分過多な飲料だ。一口、二口のんでもういいやと思ったけど、満足だった。明日は雨。雨音を聞きながらならなおさらゆっくり眠れそうだと思う。

カルピスのサイトを見てみた。工夫を凝らしすぎたメニューも。。バナナと卵黄とカルピスって、くどそーだ。
http://www.calpis.co.jp/80th/MENU/index.html