昨日は六本木で焼き肉を食べた。先日も書いた結婚を決めた友人のお祝いを、今度は懐かしい仲間とみんなでやった。といっても5人だけど。個別には会っていたけど5人そろうのはものすごくひさしぶりで、たぶん3年ぶりくらい。みんなそれぞれオトナになったものだと思う。とくに、男の子の焼き肉の食べ方がとても大人びていて驚いた。20歳そこそこの男の子の焼き肉の食べ方というのは、さあ食うぜ食うぜみたいな気迫があってなんかの戦争みたいで、それはそれでキュートだけど、25歳も過ぎれば肉を焼く過程を楽しむ余裕が出てくる。最初っからライス大盛りとか頼まなくなる。ちょっと淋しい気もしたが、まあ私ももうテキーラをライム&ソルトで飲んだりしない淑女になったんで人の焼肉の食べ方に文句はつけまい。その後麻布のバーへ。なんだか中二階にある個室が人気とかいうバーに行ってみたのだけど天井が150センチくらいしかないので中腰で歩かなくちゃいけない。ほの暗い(いやほぼ真っ暗)部屋の床は赤い絨毯。クッションがいくつかおいてあって床にごろごろしながら飲むのだけど、いやらしーなー。この店、みんなどうやって使ってるんだろう?合コンでいきなりこんな店に連れてこられたら引きますよね。でも同窓会とかにはちょっと生々しいしな。その中の男の子の一人はかなり羽振りが良いらしくお洒落な遊びスーツなんか着ちゃって、昔私に「緊急事態発生」とメールをよこし渋谷に呼び出して牛丼を奢らせたことなんてきっと覚えてないだろう。それどころか一足先にレオン世代になると宣言し、女の子のことをニキータと呼ぶことにしたそうだ。従って私たちもニキータと一律に呼ばれたのだが、酔っていたせいか、さほど不快にも感じなかった。気が付いたら全然終電なんかなくなっていたんだけどすごく疲れてたし翌日は実は仕事があることに気が付いて(木曜日なのだから当然なのですが)、お先にタクシーで帰ることにした。その中の一人も明日から大阪に出張だということが発覚し、方向が一緒だったから途中まで一緒にタクシーに乗ったのだけど、なんとタクシー代を全部払ってくれた。というか飲食代も、男の子が全部持ってくれた。結婚する女の子の分は当然私も奢ってあげるつもりだったのだが、そのほかは割り勘でと主張したのだけど、いいよいいよ、とニキータひとくくりにされ、払わせてくれなかった。申し訳ないという気持ちと同時に、ぶっちゃけ今月は日記を読み返してみても自分でも笑っちゃうけどものすごい無駄使いでかなり厳しかったので、心底助かった。そして現実に、所得格差が出てきたことを痛感した。若い頃はあんなにダメだったやつらが、だんだん立派になっていってお姉さんはまぶしいよ。
同じように働いていても(もちろん職業が違うから比べられないけど少なくとも私は一生懸命働いているという部分では負けないつもり)やっぱりかなり、収入の差はでてくるものねえ。でもまあそんな些細なプライドなんか微塵もない私は、喜んでごちそうになった。ありがとう。みんな大好きよ。