久しぶりの東京。天気も良いし、薄手の長袖一枚でお買い物にでかけます。
春の喜びを表す色としてふさわしいのはなんといってもピンク。今日はピンクのトップスを着ていたので合わせてピンクの口紅が欲しいと思った。でもピンクというのは結構難しい。この春もたくさんのピンク系のリップが発売されたけど、なかなかこれだ、というのが見つからない。間違うとコギャル系になったり水系になったりするので。今日発売のヘレナ・ルビンスタインの口紅。新色を試すもやっぱり今イチだな。うーん、欲しいんだけど。と目についたのはグロス。限定色のステラーズグロス13スターカーネリアン。ものすごく発色が良くて、ぽってりとピンク色です。最近は薄付の口紅が多いんだけど、反対にグロスははっきりと色がでるものが多い。このグロスもかなりの厚付きで、さすがにこっぱずかしいかなと思ったのだけど、あまりにお天気が良いし、明るい午後だったので、人生に一度ぐらいこんな鮮やかなグロスでもいいかと思ったのです(といいつついつもかなり明るい色をかってしまいますが)。でうきうきとお買い物続行。腕時計を買おうと思った。私は買っても買っても腕時計をなくしてしまうのです。呪われてるとしか思えない。なのでしばらくは腕時計なしで過ごしていたのですが(出張中は学生時代に手に入れたスウォッチを!)やっぱし時計はないと不便だ。アクセサリー売り場に立ち寄ると、ああ、春夏コレクションのオンパレード。いいなほしいな。なんて横目でクリオブルーを通り過ぎようとした瞬間、目に飛び込んできたのはアンクレット。今日発売という、ブルーグリーンの石とお魚のモチーフが揺れる超キュートなアンクレット。人目惚れ。最近、私にたりないものはアンクレットとピンキーリングだと気づいたのだ。この夏はそのどちらかを絶対に手に入れようと思っていた。そのひとつが今、目の前に。買う予定ではなかったので一度は通り過ぎるが、絶対に買わなかったら後悔すると思った。アクセサリー好きの女の子なら絶対わかってもらえると思うけど、それがアクセサリーと出会うということ。どうせすぐになくす時計は諦め、アンクレットを購入。時計より安いのだから得をした、とかよくわからない言い訳をしてみる。
その後、おつきあいで伊勢丹メンズへ。都内のオシャレメンズ御用達しのデパート伊勢丹メンズ。はじめてゆっくりと店内を歩いたのですが、すごいね。本当にオシャレです。最近の男性は自分で香水なんかも調合しちゃうんですか?しかし、男の人ってのは一人でのお買い物が嫌いなんですかね。今日は休日だから殊更でしょうか。カップルはまあ良いとして、男3人組とかで財布とか選ばれる光景はちょっとうざい。別にいいけど。女の子は結構一人でショッピングします。プランタン銀座なんか「ようこそひとりのショッピング〜♪」て音楽が流れるてるくらいです。そうだ。理解不能なのは、女の子の化粧品選びに付き合う男。所在なさげに椅子に座っている様子は気の毒、というか、化粧品選びに付き合うくらいの暇があるならまだ風俗に行ってくれていた方がマシ、と私は思う。とにかく。私は買い物は全神経を使う作業なので、人が一緒だとだめです。誰かとショッピングという行為は好きだけど、実際の購入は絶対に後で一人でもういちど行く事にする。
そんな感じで夕方。本日はちょっとしたお祝い事のため、渋谷のビストロへ。シャンパンに続いてコートデュローヌの白。爽やかで飲み口の良いワインです。カサゴの魚のスープが最高でした。魚は跡形なくすりつぶしてあるとろりとしたスープで、こんがりやいたパンとチーズとちょっと辛いソースは別添えで、自分で好みの味付けで食べることができます。ここはオニオングラタンスープも絶品なんだけど、オニオングラタンスープは私の中では9月の食べ物なので、そのときまでお預け(もちろん年中味わえますよ)。今日のメインデュッシュはフォアグラを挟んだメンチカツ。甘酸っぱい赤ワインソースでいただきます。私はこの甘酸っぱいソースとお肉の組み合わせが大好き。例えばターキークランベリー然り。そうそう、ここのフォアグラのサンドウィッチもスペシャリテで、10回は食べました。そしてこのメンチカツ、濃厚なフォアグラが牛肉のひき肉に包まれているのですが、回りはこんがりと焼いてあるので脂っぽくない。カオールなどのしっかりとした赤ワインといただきたい。デザートまでしっかりいただいて、久々のパワフルフレンチを堪能しました。フレンチと言っても気取った感じは全くなくて心から美味しいね!て感じで食べられるお店なのでとても好きです。
この秋はジビエを食べたいとシェフにリクエストしてみたら、そろそろ出してもいい時期ですねという、すてきな返答。鹿とかウサギとか、この秋はジビエが熱い予感です。以前この店で期間限定で小鳩があったけど、あれも美味しかった。と言う感じで、しあわせなディナーでした。