本とCD

本日は新宿の南口にある紀伊國屋HMVに入り浸る。池袋のジュンク堂に行こうと思っていたのだが、洗濯だの掃除だの溜まったメールの返信などしていたら家を出るのが午後になってしまい、夕方はアテネ・フランセでの授業があるので新宿で我慢。
新宿の紀伊國屋南店、好きだ。久々に行ったら普段とは違う視点で本が探せてなかなか発見が多かった。やっぱり洋書は充実している。しかも安いし。デザイン関係の本も多くて、思わず何冊か買ってしまう。これから行くところたくさんあるのに、 荷物になっちまったなと思っていたら、無料で家まで配送してくれるとのこと。ラッキー。
それと、カミュの「ペスト」を買った。中学生の頃読んだのだけど、よく覚えてない。先日稚内で無性に「異邦人」が読みたくなり、小さな薄暗い本屋に半ばあきらめつつ入ったら、色あせた文庫がひっそりと何年も忘れ去られたように置かれていてとても嬉しかった。私に買われるために待っていたのね、と思った。冬の道北でこそ、異邦人は読みたい。ということでこれからしばらくはカミュを読もうと思う。
原書も600円くらいと安かったので(しかもお洒落だった)買おうかと思ったが、私はフランス語がさっぱり読めないことに気付き、それでは英語でと思ったのだが、パラパラとめくってみたらあまり興味をひく文章ではなかった。いつかフランス語が読めるようになったら原書で読もうと決意。

HMVではガーシュインの「GERSHWIN PLAYS GERSHWIN THE PIANO ROLLS」とカサンドラ・ウィルソンの「CLAMOURED」を購入。
ガーシュインの曲は結構好きでよく聴いていたが、実はガーシュイン自身が演奏していたものを今まで聴いたことがなかった。ラプソディ・イン・ブルー、最高。シガーを吸いながらピアノを弾くガーシュインのジャケットもかっこいいし。お気に入りの一枚です。

カサンドラ・ウィルソンに不満はあり得ないと分かっていたが、やっぱり良かった。
川に乗って流れて行くようだ、と思う。彼女は私のフェイバリットアーティスト。あ、マイケル・ジャクソンはもう殿堂入りなので別格です。