体が欲するもの

sumikko2004-10-28

先日「旅に出よう」とふと思いつぶやいてみたところ、あれよあれよという間に話がまとまって、近々焼津に行ってきます。またなぜ焼津なんだろう?焼津に何があるんだろう?箱根とか伊豆とかの方が楽しいんじゃないかな。よくわかんないんだけど、焼津は日本でも有数の漁港らしく、近くにはSLも走っているらしいんで、それに乗ってみて、夜は旨い魚と酒を飲むんだ。ま、今からじゃあめぼしい温泉旅館もとれないし、当初は京都か奈良に行く予定だったんだけど高いし、ま、そういう旅もいいですね。逆めぐり姫みたいな。ぷらっとこだまに乗って格安のビジネスホテルに泊まって観光地としては微妙なところに行く。魚が旨いといいなー、と思う。
今聴いている音楽はこれ。

Explorations

Explorations

スコット・ラファロはいいですね。ベースでジャズを聴く、なんて昔はとんとわからなかった。今だってわかっているわけじゃあないんだけど、たくさん聴いていくうちに、あ、このベースいいなあ、て思うようになる。とにかくたくさん聴いてみる、というのは重要だなあ、と当たり前のことをしみじみ思う。
今日は帰り道、思い詰めてPJ*1の下着を買っちゃおうかと思ったけど、ラブラブキュートなキャミを手に取った途端母からメールが来て、我に返った。たぶん母に虫の知らせが。ありがとうお母さん。過ちを犯さずに済みました。
ときに激しく食べたくなる味があって、それが六億茶荘のカレー。別に、食べた瞬間、わー!美味しい!てカレーじゃなくて、ふーん、て思いながら食べる。でも、ときどき体が欲する。ランチタイムはチキンカレーと鶏肉を醤油味で漬け込んだ台湾的カレーとマトンカレーの3種類だけを提供していて、値段は800円から1000円。店はとても変わっていてそれは多くの人がすでに述べているけれど、もとはクラブかライブハウスだったらしく壁も床も黒。壁面にはずらーっとレコード。天井にはミラーボール。4人がけの丸テーブルが3つと革張りのソファーと食事には不適切に低いテーブル。店内は暗いので今日のような天気の良い日には、目が慣れるまでしばらく入り口で佇むことになる。カウンターの上ではなぜか「思いっきりテレビ」。ウェイトレスの奥さんらしき低姿勢な女性がときおりみのもんたの軽妙(たぶん、聴いてないからわからないけど)なトークに笑う。明らかなに変な店。でもここのカレーはなんだかな、ときどき、本当に、食べたくなるんだよ。羊ちゃん好きの私はいつもマトンカレーを頼む。意外とあっさり。スパイス多用なんだけどツンとするような使い方じゃない。食べていると、お腹からじんわり熱くなってきて、それが午後中続くの。食後のチャイも好き。甘いチャイを飲んでいると、目頭が熱くなるくらいほっとする。明らかに変な店で、一人でごはんを食べなれていない女性ならずとも入りがたい雰囲気なんだけど、私は一人でごはんが食べられる女で、変な店でも臆することなく入れる女で良かったと、本当に良かったと思う。
id:tsukihoshi:20041022ちゃん経由で漱石夢十夜が読みたくなる。家を探したのだけど文庫がなかったので購入。これから読みます。