ひとつの恋が終わった、と。

本日はマティス展を見に国立西洋美術館に行った。マティスはポンピドゥーセンターとニースのマティス美術館で見て以来ファン。今回のもとても楽しみだった。結構見たことあるものが多かったけど、ベッドカバーにしたくてたまらない「ポリネシア・空」と「ポリネシア・海」に再会できたのは幸せ。
その後上野公園内を散歩し、湯島天神を訪れる。あー、こんなに小さな神社だったんですね。ひっそり。特に趣もない。200円入れると獅子が舞っておみくじを告げてくれる(?)機械がおいてある。さすがにおみくじは獅子任せにしたくない。自分で200円いれ、恋みくじというのを引いてみる(かわいい紙のこけしがついてるよ!)。

おみくじの一番上ではまず、恋の歌が詠まれる。

雪の降る 一人の夜は つらくても
 熱い二人の  愛があります

無理して詠んでくれなくてもいいのにって感じの歌。
でも、そうか。愛があるんだー。

運勢は中吉。

一人の夜々は辛くても、すばらしい人に遇い、熱い愛を交わす運勢のもとにあります。気づかないでも恋をされているかもしれません。そのときこそひとつの恋に生きましょう。今こそ幸せを祈りましょう。

祈ろうって。いや、しかし私、昨日の日記でやった最後の言葉は「あなたに会えてよかった」だし、たぶんこれからすばらしい人と巡り逢えるらしいね。うわあい。
星座は魚座が良いそうです。山羊座でも良いが獅子座はさけよ、て。血液型はO型がいいが、A型はだめ。同い年が女性がひとつ上がいいそうです。でも干支は酉年生まれがいいって。それは無理だよ、私午年。縁談はこの2、3年内に多く話があるがまだ決断しないこと。3年は待てと。
そんな感じで結構参考になりました。湯島天神にお越しの際はぜひふつうのおみくじ(100円)のほうではなく、恋みくじの方をひいてくださいね。
その後本郷にでて、銀杏のにほいの中で東大を散策。赤門の前で記念撮影をしてみる。
その後、後楽園遊園地まで歩き、水道橋で別れる。私は一人で、しかも高いところで飲みたい気分だったのでばかでかいホテルの最上階にあるバーでシンガポールスリングを飲む。このホテルは人が多いしバーとしてもがちゃがちゃしていてとくに好きじゃあないんだけど、チャージやサービス料がなく気軽だし、なによりも43階で眺めが良いんでたまにいく。今週は疲れた。まあ新しい会社に入ったんだから当然だけど。環境が変わる。私も変わっていくだろう。どう変わるんだろう。ものすごく、何かにたよりたい気分になる。でも誰にどう頼ったらいいんだろう?たとえば、こういうときいちばん頼れるのは、数年前に別れすでに既婚の恋人の「僕はいつでも君の味方だよ」というような言葉。その言葉は言葉のままただずっとそこにあるだけ。それでいい。それがいい。地の果てまで逃げよう。神様のよう。どうせ、求めても一人相撲なんだから。渋谷でブックファーストに寄り、本を数冊、HMVでハンク・モブレイの「dippi'n」を買う。ハンク・モブレイ最高!リー・モーガンのトランペットもクール。良い音楽を聴きながら、キリリと冷やした南イタリアの白ワインを飲む。最近白ワインが好き。昨日は5本買ったワインのうち3本が白ワイン。以前はだるくなるくらい濃厚な赤が好きだったのに。そう、嗜好だってこんなにも変わっていくんだもの。