シェリー酒。
年に数回かは口にする機会があるし、酒屋に行けば気になる存在ではあるのですが、あまり知る機会ってないですよね。

そんな方に朗報。ISBN:4569631630専門店「しぇりークラブ」の店長が書いた、おそらく日本で初のシェリー酒の本がでました(少し前にISBN:4093873100ましたが、なんだか痒いところに手が届かないような感じだった)。今までは講談社の世界の名酒事典がもっとも詳しかったと思うので、これはなかなか楽しい傾向です。でも出版元がPHPというのはちょっと意外。土屋守の「モルトウィスキー大全」やマイケル・ジャクソンの「MALT WHISKY」とか出してる小学館(絶対にウィスキーマニアの編集者がいるのだろう)か、成美堂とかかなあと思っていた。
でもね、スピリッツとかリキュールとかの本の序文や紹介文に「ワインブームの次にくるのは」と書くのはどうでしょう?まあ書いた人も、本気でブームが来るとは思ってないのだろうけど、だったら余計なことは書かなければいいのに、と思う。

しかし、シェリーときいて私が気になるのはシェリーそのものよりも、その樽で熟成されたスピリッツ、モルトウィスキーです。ネット限定発売のhttp://www.mercian.co.jp/karuizawa/vintage/special.htmlメルシャンの『軽井沢VINTAGE20年(1982年蒸留)』(18,000円)はシェリー樽の傑作だと知り合いの間でも評判が高いです。ほとんど液体の色は黒に近いとか。そして驚くほどまろやか、らしいです。これからの季節にぴったりな感じですね。

そうそう。次の連休、サロメを観に行くと、良いことがあるみたいですよ。